おしらせ
平成30年度愛媛県消防協会東予支部女性消防強化対策研修会
平成30年11月17日(土)上島町消防本部 10:00~12:00
今治保健所 健康増進課の森講師と中越保健師をお招きし、
約60名で「突然の災害、その時あなたはどう動く?」を研修テーマに事例報告と演習HUG(避難所運営ゲーム)を学びました。
まず、中越保健師から実際に7月豪雨の被災地である宇和島市吉田町での活動から学んだことや注意すべき点などを拝聴しました。
「災害対策は総力戦である」
「災害に備えた備蓄とその味に慣れておくこと」
「(仮設トイレではなく)簡易トイレの準備」
「様々な立場の人がいるので目に見えない部分のサポートが必要」
「サポートする側の休憩場所の確保」
「初動が大切」
「意識の高い人から支援の手を差し伸べる」などのポイントがありました。
その後、避難所(H)運営(U)ゲーム(G)を演習!
HUGの経験者はいましたが、避難所開設経験者はゼロの中、次から次へといろいろな条件を抱えた人たちが小学校の体育館へ避難してきます。
みなさん、真剣に話し合いながら、頭を悩ませながら、人を配置したり、ミッションが出てきたらすぐさま対応を強いられたりとあっという間に時間が過ぎていきます。
各チームからの疑問点を挙げてもらい、他のチームの考えを聞く時間も設けました。
最後に森講師より講評です。
HUGに正解はないのですが、注意点はあるそうです。
・ペットは同行避難だが体育館内へ入れない。
・盲導犬はペットではないので別室に配置する。
・ポータブルトイレはトイレに設置する。
・本部は正面玄関近くに設置する。
・保健室は医務室として利用する。
・正面玄関に情報掲示板を設置する。
・入り口は1カ所にする。
・通路は体育館を囲むように作る。
・女子更衣室は授乳室などで利用するため、近くに男性を置かない。
瞬時に判断しないといけませんが、少しずつ演習を繰り返していくうちに慣れていくそうです。
災害が起こる季節や時間、場所、人口、インフラ環境など条件は同じではないので、
確かに正解はないでしょうが、よりよい環境を作る視点を養うことは大切だと実感しました。
みなさま、お疲れさまでした。
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