おしらせ
八幡浜市立真穴中学校 消防体験学習
実施日時:令和元年10月24日(木)13:20~15:40
火災避難訓練にあわせ、全校生徒20名(1年生6名、2年生9名、3年生5名)が参加し、消防体験学習を行いました。
八幡浜市消防団真穴分団は消防団活動に熱心であり、操法大会は真穴中学校のグランドで練習しています。
また、家族が消防団員という生徒が多く、消防団を身近に感じています。
本日は雨プラン実行です。
まず、八幡浜署員から、AED・心肺蘇生法、負傷者搬送法を学びます。
実際に心肺蘇生受けている上半身裸の女性をSNSにアップする心ない人間がいることに触れ、「プライバシーを守る」こと、そのような行為を行わない大人になるよう説明がありました。
女子は最初から元気いっぱいでしたが、男子も慣れてくると大きな声を上げ、みんなで協力し、AEDと心肺蘇生を練習しました。
その後は毛布と竹を使った搬送です。途中で竹が折れてしまいましたが、大丈夫!
毛布だけでも搬送する方法を学びます。
さらにTシャツを竹にひっかけ、搬送する実践も。
生徒はそのアイディアに驚きつつも、ちゃんと搬送できる技に納得。
続いて煙体験。
煙は下部では人が歩く速さと同程度ですが、上部になると5~6倍速くなります。
少し先で照らされているライトも立っていると見えません。
口をハンカチでおさえ、しゃがんで壁を伝い、素早く避難します。
扉の外にでると先生も生徒もみなさん、顔が和らぎます。
後半は消防団からレクチャーです。
体育館下に停めてある資機材車を囲み、搭載されている資機材や防火衣の説明を受けます。
生徒から資機材車の金額を質問され、「約800万円です。ポンプ車は約2,000万円、消防署の車は億単位です」と答えると驚きの声が上がりました。
最後に藤原副団長からごあいさつ。
「家族や近所に団員さんが多いと思いますが、飲んで家に帰るのが消防団員ではありません。
やることはきちんとやった上で飲んでいます。
また、消防団員というと火を消すイメージですが、最近は台風や豪雨の災害対応にシフトしています。
将来真穴での入団を心から待っています。」
代表して松井くんからお礼のことばがありました。
「今日のことを活かしていきます!」
本日の学習で心に残ったことばです。
「訓練ばかりだと感じ、現実味が薄れていくのはダメです」
「自分の身は自分で守りましょう。その上で救える命を救います」
「防災は助け合う、声をかける勇気が必要です」
「装備のひとつでもほころびがあれば、そこから熱が入ります。
学校生活でもほころびないよう、注意を払いましょう」
真穴地区は生徒数からわかるように小さな町です。
体験学習中、仲間を励まし、声をかけ、助言やお手伝いをしながら、
課題をクリアしているのを見ていると、こうやって町の安心安全は守られているのだなと胸が熱くなりました。
参加したみなさんの笑顔があふれ、充実した半日でした。
ありがとうございました!
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